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あらゆる作業を簡素化・自動化 GPE - Graphic Programing Environment

基本モジュール

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GPEとは簡単な編集コマンド、マクロから複雑な変換に至るまで、ユーザーの要求に応じ、ユーザーに様々なカスタマイズを可能にするプログラミング環境のことです。様々な編集作業の簡素化をはじめ、大規模レイアウトの検証作業から他アプリケーションとの連動まで、あらゆる煩雑な作業を簡素化・自動化することが可能です。
自動化また、100種類以上のサンプルスクリプトが標準装備されているので、dw-2000を手にした日からプログラムに悩まされることなく使用することが可能です。

機能・特徴

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あらゆるニーズに対応したマクロ機能

GPEでは日常的に使用する複数のコマンドを一つのコマンドとして使用できるようにするなどの単純なマクロから、セルの自動配置やレイアウト全体の検証を行うものまで、あらゆるニーズに対応したマクロを構築することが出来。これにより作業効率の大幅な合理化を図ることができます。
またdw-2000にはデフォルトで100種類以上の役に立つサンプルスクリプトが最初から用意されておりますので、購入当初から様々な作業の自動化が図れるようになっております。添付されているマクロスクリプトは全てソースが公開されておりますので、ユーザーの学習に、またはご自身で組まれる際の参考・応用に、さらにソースを一部書き換えることでより自分好みのマクロに改良していくことが可能です。

プログラミング講習及びスクリプト構築支援サービス

ご購入初年度に限り訪問にて初期操作講習と共にGPEプログラミング講習を無料にて実施致します。スクリプト構築の基礎から実践までを分かりやすく解説致します。
またスクリプト構築サービス、及び構築支援サービスも実施しております。構築サービスはお客様の要求に合わせたスクリプトを弊社にて作成し、支援サービスではお客様自身で組まれるスクリプトの作成補助を行います。両サービスともスクリプトの複雑さに応じて無料からお見積りにて価格決定させて頂いております(単純なスクリプトであれば殆ど無料にて作成させて頂いております)。

単純なGPEマクロスクリプトでの描画例

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上記は全てほんの数行程度の単純なマクロスクリプトにより自動描画されたものです。このようにどんなに複雑な形状でもGPEマクロを併用することにより簡単かつ迅速に描画していくことが可能です。
また基本スクリプトが出来ていれば、一定のルールに基づいてスクリプトを多少組みなおすことにより簡単にPCell化することも可能です。
基本的に計算式で表されるものであればどんなものでもマクロ化し、自動実行・自動描画していくことが可能です。

また他ツールなどで計算した座標情報を記したテキストファイルを読み込み自動描画していくことなども可能です。
使用できるテキストファイルの形式はCSV、カンマ区切り、タブ区切り、スペース区切りで、一般的なアプリケーションでサポートしている出力形式のほぼ全てをそのまま使用できるようになっています。

さらに描画だけでなく、配置したデータのあらゆる詳細の表示、抽出、検証、また他ツールを応用するためのテキストファイルへの転送なども簡単なGPEマクロを使用することで簡単にあらゆるレイヤー、階層に対して任意に行うことができます。

多様なデータエントリに対応概念図

多様なデータエントリに対応概念図

上記のように多様なデータ形式に対応。データ形式の違いを越えてあらゆる作業を全自動化することが可能です。
* 要Data Conversionモジュール ** 要AutoCAD Conversionモジュール

ハイレベル言語

GPEでは最低限のコーディング作業で簡単迅速にお手持ちのCAD環境をカスタマイズすることができます。dw-2000には標準で700を超えるコマンドセットが装備されており、これらのコマンドを様々組みあわせてお使いいただくことにより、あらゆる設計シーンを強力にサポートします。様々なパターン自動生成、各仕様に合わせたオリジナルデータ変換、独自の検証ルール自動実行等々、設計効率の大幅な向上を実現します。

ソースプログラムコンパイル機能

ソースプログラムコンパイル機能を使用することにより、ソースコードの内容をプロテクト及びプログラム自体の配布をすることができます。これによりあなたの大切な知的所有権を保護することが出来ます。つまりテキスト形式で作成したマクロスクリプトをバイナリファイルへとコンパイルすることにより、ソースコードの流出、盗用、改竄を防ぎます。

GPEと全てのdw-2000モジュールとの結合

GPEとdw-2000でご使用頂ける全てのモジュールとの結合が可能です。これによりユーザーは特定のタスクを自動的に迅速かつ簡単に実行することが出来るため、設計生産性のより一層の加速が図れます。
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dw-2000モジュール一覧
※クリックすると拡大表示されます。

数々のランタイムファンクション

GPEは豊富なランライムファンクションを備えているため、特定のタスクを行う適当なファンクションをピックアップして行くことにより、ユーザーサイドでのカスタムプログラミングの大幅な簡易化を実現しております。
つまりスクリプトの中から他のスクリプトの機能の一部または全部を呼び出し、本スクリプト実行中に補助機能として挿入したり、またはその結果を援用したりすることができます。

外部ファンクションライブラリーの呼び出し

C言語などで記述された外部プログラムやファンクションにGPEをリンクすることもできます。 dw-2000から直接外部プログラム(他アプリケーション)を起動したり、また、外部プログラムで実行させた結果を再度dw-2000に呼び戻して変数に代入するなどの援用も可能で、これにより例えばMATLABのような優れた計算ソフトなどと統合した設計環境を構築することができます。

インテグレーテッドエディター&コンパイラー

GPEのインテグレーテッド(統合型)エディター及びコンパイラーは、ユーザーに簡単操作のコード開発環境を提供致します。これによりユーザーサイドでのカスタムプログラミングの簡素化、迅速化を実現しております。
また、スクリプト作成時セーブ&ロードすることで、誤った記述がある場合にはその箇所を指摘しどのような誤りなのかを教えてくれます。この簡単エラーナヴィゲーション機能により、マクロ構築に不慣れな方でも安心して構築していくことができます。

コマンドラインインタプリタ

CLI(コマンドラインインタプリタ)にコマンドラインを書きこむことにより、GPEコマンドをそのまま実行して行くことが出来ます。各コマンドはEnterキーにて確定されて行く毎にリアルタイムでレイアウトに反映されて行きますので、結果を視覚的に確認しながらプログラミングすることができます。このようにdw-2000ではコマンドラインの書きこみ、スクリプトのメニューへの組みこみ、マウスでの操作、キーボードのショートカット機能による操作、及びプルダウンメニューからの操作、そしてそれらを組み合わせることにより非常に簡単かつ迅速なオペレーションを行うことが出来ます。

その他の特長

数々のユーザークエリーファンクション

GPEでマクロやプログラムを組んでいく上で、ユーザークエリを組み込むことも出来ます。クエリは座標やポリゴンの入力、テキストベース、リストからの選択、等々様々な方法での取扱が出来ます。

ユーザー定義Dialog構築機能

GPEコマンドには標準でも様々なデータ入力用のコマンドが用意され、そのそれぞれにダイアログの名称、入力項目の名称、注釈文などをユーザー定義で付与することができるようになっておりますが、より複雑かつ多くの変数入力を必要とするスクリプトの場合一つのダイアログでは入力項目が足りずに複数のダイアログによる入力が必要となる場合がございます。この場合、前のダイアログで入力した変数を忘れてしまったり、一括して入力変数一覧を見ることができないと言った弊害が起きることがございます。
そこでdw-2000 GPEモジュールではユーザー定義による自由ダイアログを構築していける機能を用意致しております。これによりダイアログの大きさ、配置位置、レイアウトはもちろんのこと、数値やテキストによる入力、ボタンによる選択、リスト項目による入力など、多種多様なオリジナルダイアログを自由に、かつ簡単に作成していくことが可能です。
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ユーザー定義ダイアログ例。上記のように様々な入力部品を使って自由に作成することが出来ます。

C Developer's Kit

C Developer's Kitとは、dw-2000とC言語でのプログラムを組み合わせ、より一層の設計合理化へのカスタマイズをユーザーに可能にするものです。またより一層のコンビネーションを発揮できるよう、GPEコマンドのグループへのCプログラムのアクセスも可能にしています。
C Developer's KitにはAPI(Application Programming Interface)が含まれております。これはユーザーのCプログラムとdw-2000カーネルで実行可能なインターフェースとして機能します。これらCで実行可能なプログラム又はシェアライブラリ(WindowsではDLL(ダイナミックリンクライブラリ)、PowerPCではcode fragments)は、統合回路図作成に使用されるGPEコマンドのグループにアクセスする代わりに、このAPIの「group of exported C(転送されたCのグループ)」機能を呼び出すことも出来ます。
C Developer's Kitモジュールは既存のCプログラム及び設計者のCプログラミングスキル・経験をdw-2000にフルに反映し、より簡単簡素に、一人一人の設計者の好みに合わせたインターフェースへのカスタマイズを可能にします。

DDE機能

Windowsのアプリケーション間標準通信プロトコルの一つであるDDE(Dynamic Data Exchange – 動的データ交換機能)プロトコルを用いてWindowsの他のアプリケーションとdw-2000との間でリモート連携が図れる機能です。これによりdw-2000のレイアウトデータを抽出して他のアプリケーションに送ったり、他のアプリケーションで行った演算結果などをdw-2000に反映できるなど、設計環境の様々な拡張が図れます。

プログラミング講習及びスクリプト構築支援サービス

ご購入初年度に限り訪問にて初期操作講習と共にGPEプログラミング講習を無料にて実施致します。スクリプト構築の基礎から実践までを分かりやすく解説致します。
またスクリプト構築サービス、及び構築支援サービスも実施しております。構築サービスはお客様の要求に合わせたスクリプトを弊社にて作成し、支援サービスではお客様自身で組まれるスクリプトの作成補助を行います。両サービスともスクリプトの複雑さに応じて無料からお見積りにて価格決定させて頂いております(単純なスクリプトであれば殆ど無料にて作成させて頂いております)。

上記以外にも便利な機能・特長が豊富にあります。
こちらよりデモ版をダウンロードして、実際に体験いただけます。

≫dw-2000デモ版についてはこちら

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