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dw-2000レイアウトエディタは スタンダードな「GDSII」に完全に準拠したフルネイティブな物理レイアウトCADです。dw-2000を使って作り出されるマスクデータはあらゆるバージョンのGDSIIに完全準拠しているので、後にシステムが変更された場合でもマスクデザインを無駄にしてしまうことがありません。 dw-2000レイアウトエディタは、GDSII「DataTypes」概念の使用と「エレメント特性」を完全サポートしています。
GDSIIフォーマットよりも効率的にデータ圧縮できるOASISコンバータが標準装備されております。
標準のGDSII及びOASIS形式の入出力だけでなく、MEBES、JEOL01、JEOL51、GEBERなど(要Data Conversionオプション)、DXF(要サードパーティ製コンバータ)、Windows標準のテキストファイル(標準サポート、CSV、タブ区切り、スペース区切り、カンマ区切りに対応)、そしてエクセルスプレッドシートとの連携(標準サポート)もOK。様々な形式の違いを越えて自動的に連携させていくことが可能です。
例えば基本データの入った数千個のGDSIIファイルを次々に読み込み、それらをエクセルで定義したカスタマイズパターンに応じて拡大縮小変形させて自動配置、最終的に数千万個のポリゴンパターンを自動生成し、それをMEBES形式で指定したファイル名で出力・・・と言ったことも簡単なスクリプトを構築することでボタン一つで全自動化できます。 (スクリプト構築については弊社にて完全支援致します。実績も多数ございます)
エレメント情報表示ダイアログ
任意のエレメントの属性、頂点角数、外周、面積、座標などを表示。さらに座標をクリックすることで、ダイアログ内で座標を編集できます
カスタマイズダイアログ。上記はツールバー編集画面例。
※クリックすると拡大表示されます。
またプルダウンメニュー、ツールバー及びキーボードショートカットには全てアクションの条件付けをすることも可能です。例えばエレメントが選択されている時のみ有効、それ以外の条件時には反転して使えないようにしておく、などの条件付けも簡単に定義できます。
これらカスタマイスした条件は全て定義ファイルとして独立したファイルにて保存することができます。つまりPCからPCへ、ユーザー定義一式をボタン一つで移動することが出来ると言うことです。これによりいつでもどこでも、ユーザーが慣れ親しんだインターフェースを再現することができます。
Bend ArcのInvert例。ワークステーション版汎用大型CADでも長時間かかるような複雑な曲線との演算もdw-2000なら一瞬で可能です。
※クリックすると拡大表示されます。
頂点角の数字順に引いていったポリゴン。赤色の丸印が検出結果。
ファイル形式 | Circleエレメント変換可 | バウンダリに展開して変換 |
GDSⅡ | × | ○ |
MEBES | × | ○ |
Cambridge | × | ○ |
Gerber | × | ○ |
ISI-2800 | × | ○ |
AutoCAD | ○ | ○ |
OASIS | ○ | ○ |
JEOL-01 | ○ | × |
JEOL-51 | × | ○ |
英文マニュアルのほかに日本語マニュアルを標準で装備致しております(英文マニュアルはPDF版のみ、日本語マニュアルは紙媒体・PDF両方)。基本操作、メニューコマンド及びコマンド一覧を日本語で細かく解説しておりますので、特別なトレーニングを行わなくても簡単に操作を覚えることができます。英文マニュアルと併用することにより、高等なマクロプログラムも簡単に作成していくことができます。
またお買い求め頂きましたお客様全てに訪問による初期操作講習も無料にて行っております。
QRコード配置例
WindowsXP、7 及び8 の32bit、64bit 版のいずれも完全サポートしております。これにより物理メモリをフルに活用でき、大規模データもストレス無く編集・検証が行えます。
この種のツールとしては珍しく、プログラムを幾つでも同時起動可能です。これにより2窓・3窓同時起動しての複数レイアウトの編集や、複数のモニタでそれぞれ独立してプログラム起動し、それぞれの画面で一つはデザインルールのチェックを、一つはレイアウト編集、一つはマクロ構築など、1台のパソコン1つのライセンスで複数のレイアウトデータの編集・検証、様々な作業を同時に行うことが出来ます。
トップライブラリに最大15個の参照ライブラリをバインド(関連付け)出来る他、1つのライブラリに最大16,777,215個のストラクチャを作成可能、同時に最大20個のストラクチャを開いて編集可能など、現代の最高水準の大規模レイアウトでも非常に余裕を持って編集・検証可能です。
設計のエキスパートの方々には設計を進めて行く上でリカーシブ(再帰的)なコマンドを多用することで作業が非常に簡単になることは既にご承知のことだと思います。dw-2000では様々なコマンドを積み重ね(Stacking)、必要に応じて簡単に実行することが出来ます。積み重ねられているコマンドは「Task Manager」ウインドウにて簡単に確認することが出来ます。
またほんの2~3行の非常にシンプルなマクロを作成することにより、デフォルトで再帰的となっていないコマンドでも再帰的なコマンドにカスタマイズすることが可能です。
参照しているセルを開くことなくトップレイヤーから下位レベルのセルを直接編集することができる、いわゆるEdit-in-Place機能ももちろん完全サポートしています。 さらに、各々のウィンドウ毎に独立した編集を行うことができ、階層やライブラリ間でデータをコピーすることも可能です。各ウインドウでの編集結果はリアルタイムで他のウインドウ画面に反映されます。
因みに階層越え編集はトップレベルから最大10階層下まで編集可能です。またdw-2000のサポートしている階層数は100階層までとなっております。
強力で先進的なデータベース構造のおかげで、チップサイズや編集箇所に関係なく、任意のデータへ即座にアクセスすることができ、より直観的に設計活動を行うことが出来ます。(もっとも、大容量のストラクチャを開く場合は、それなりの時間を必要とします。)この性能のおかげで、より大きなチップサイズやより高密度のチップをストレス無く編集することができます。
dw-2000は真のオールアングル編集に完璧に対応しております。またあらゆるエレメントを非常に簡単に、かつ1億分の1度の精度で回転させることができます。
一つの編集画面でシングルオブジェクトとストラクチャグループの編集を同時に行うことが出来ます。シングルオブジェクトの編集はEditメニューで、グループの編集はGroupメニューからそれぞれ行います。
dw-2000ではブール演算エンジンを使用することによりオブジェクトの拡大縮小(サイジング演算)をフラット、または階層全体に対して簡単に行うことが出来ます。また縮小する際でも隣接するオブジェクトの分離を引き起こしません。
最大15個のデータベースライブラリを同時にシェアすることができます。また、それぞれの参照ライブラリをメインライブラリにバインド(関連付け)することもできるので、参照ストラクチャが迷子になることもありません(バインドされたライブラリはメインライブラリオープン時に自動的に呼び出されます)。
dw-2000ではX-Y座標上に4,294,967,295(42億9496万7295)個のデータベースポイントを配すことが出来ます。つまり0.001ミクロン単位で最大4.3㎡の広大な設計エリアがお使い頂けます。また最大で256層・256データタイプまで設計可能(階層越えレイアウト編集は同時に100層まで)。ストラクチャ毎のエレメント数無制限、エレメントの最大角数8192、グループサイズ無限大、ライブラリ毎の最大ストラクチャ数3万以上、1/1000~100倍までの任意縮尺、1億分の1度単位での回転、、、等々、あらゆるチップ設計に柔軟に対応できます。
dw-2000の比類無き超高速データベースは、リソースの低下など、ハードウェア性能が落ちた場合でもパフォーマンスの劣化を最小限に抑えることが出来ます。
dw-2000では64ビット座標システムの採用により、解像度及びデザインエリアを最大化することができます。特に巨大かつオールアングルに渡り複雑なレイアウトに有効です。
dw-2000で取り扱えるデータに容量の制限はありません(但しお使いになられるマシンのスペック(特に物理メモリ量)により異なります)。数百GB以上の大規模データでも余裕で扱うことが可能です(但し処理速度はお使いになられるマシンのスペックにより変動します)。
上記以外にも便利な機能・特長が豊富にあります。
こちらよりデモ版をダウンロードして、実際に体験いただけます。